【ジョシュ雑記】ニコ生での出会い3回目
用件は放送に関してのことでした。BGMを流すにはどうするべきか、
カメラ画質はどうすれば上がるか、
などの質問に答えると世間話が始まりました。
前回のスカイプで打ち解けたのでお互い笑いが絶えず、話しは盛り上がりました。
こうなったら攻めるしかない。
私は言いました。
「今度会おうよ」
彼女は一呼吸おいて
「…うん」
と答えました。
一週間後。私は彼女との待ち合わせの駅で待機していました。
高鳴る気持ちを抑えつつ時計に目をやると
待ち合わせ時間を5分オーバーしていました。
携帯電話を手に取り、電話をかけてみます。
電車が到着したらしく、階段を駆け登った乗客が改札口に殺到します。
その中に一際目立つ女がいました。
髪は茶髪で、カラスのように真っ黒なロングコート、
その下には体のラインを強調するミニワンピースを着ています。
イタチのしっぽのようにフサフサしたロングマフラーが
歩くたびに揺れています。
まるでキャバクラ嬢のようなその女は改札を抜けると、
携帯電話を取り出しました。
「もしもーし、今着いたよ」
電話から聞こえてくる声に
「うん、わかってる」
と答えました。
私は電話を切ると彼女に手を振りました。
僕たちは、まずファミレスに行きました。
他愛のない話しをしているうちに緊張がとけていきます。
このあとはもう決まっていました。
二人の足は自然とホテルに向かいます。
そしてズッコンバッコン。
正式に付き合うことが決まりメールアドレスも交換しました。
彼女から送られてくるメールは一日10件以上です。
最初のうちは
「今日〇〇を食べたよ。おいしかった」
とか他愛のない内容でした。
しかし日にちが経つにつれ
「本当に私のことが好きなの?」
「他に女がいるんでしょ?」
というメールが来るようになり挙句の果てには、
「死にたい」
という文字が当たり前のように、入るようになりました。
付き合い始めてから2か月後。
仕事中に彼女から電話がかかってきました。
トイレに行ってから、慌てて電話に出ると
「今から死ぬ。首つって死ぬ!」
という彼女の叫び声が聞こえてきました。
私はどうすることもできません。自分が手を出したとはいえ、彼女には
ほとほと疲れ果てていました。
私は彼女に答えました。
「わかった」
それ以降彼女から連絡は来ていません。
(終)
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などの質問に答えると世間話が始まりました。
前回のスカイプで打ち解けたのでお互い笑いが絶えず、話しは盛り上がりました。
こうなったら攻めるしかない。
私は言いました。
「今度会おうよ」
彼女は一呼吸おいて
「…うん」
と答えました。
一週間後。私は彼女との待ち合わせの駅で待機していました。
高鳴る気持ちを抑えつつ時計に目をやると
待ち合わせ時間を5分オーバーしていました。
携帯電話を手に取り、電話をかけてみます。
電車が到着したらしく、階段を駆け登った乗客が改札口に殺到します。
その中に一際目立つ女がいました。
髪は茶髪で、カラスのように真っ黒なロングコート、
その下には体のラインを強調するミニワンピースを着ています。
イタチのしっぽのようにフサフサしたロングマフラーが
歩くたびに揺れています。
まるでキャバクラ嬢のようなその女は改札を抜けると、
携帯電話を取り出しました。
「もしもーし、今着いたよ」
電話から聞こえてくる声に
「うん、わかってる」
と答えました。
私は電話を切ると彼女に手を振りました。
僕たちは、まずファミレスに行きました。
他愛のない話しをしているうちに緊張がとけていきます。
このあとはもう決まっていました。
二人の足は自然とホテルに向かいます。
そしてズッコンバッコン。
正式に付き合うことが決まりメールアドレスも交換しました。
彼女から送られてくるメールは一日10件以上です。
最初のうちは
「今日〇〇を食べたよ。おいしかった」
とか他愛のない内容でした。
しかし日にちが経つにつれ
「本当に私のことが好きなの?」
「他に女がいるんでしょ?」
というメールが来るようになり挙句の果てには、
「死にたい」
という文字が当たり前のように、入るようになりました。
付き合い始めてから2か月後。
仕事中に彼女から電話がかかってきました。
トイレに行ってから、慌てて電話に出ると
「今から死ぬ。首つって死ぬ!」
という彼女の叫び声が聞こえてきました。
私はどうすることもできません。自分が手を出したとはいえ、彼女には
ほとほと疲れ果てていました。
私は彼女に答えました。
「わかった」
それ以降彼女から連絡は来ていません。
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